今回は、私がお見合いをした理由を話したいと思います。
私がお見合いをしようと決意したのは、
タイのチェンマイでした。
えっ?
日本ではないの?
そうなんです。
タイ第二の都市で、”お見合いをしよう!”と思ったのです。
当時、仕事に疲れていた私は、身体を癒せる場所を探していました。
精神的にも疲れていました。
その疲れを癒してくれる彼女もいません。
合コンに行く元気すら無くなっていました。
毎日、家と職場の往復だったことを今でも鮮明に覚えています。
その時の私は、職場の飲み会に行けば、
必ず仕事の愚痴や不平不満を言っていました。
今から思えば毒を吐きまくっていたように思います。
少し話はずれるのですが、
愚痴、不平、不満、文句と言ったマイナスな言葉を出し続けると、
不思議と体の調子が悪くなり、自分の置かれている状況も悪くなっていきます。
その時の私は、ただただ仕事をこなすロボットようになっていました・・・
ストレスが溜まって疲れやすくなる原因を作っていたのは、
誰であろう自分だったように思います。
そんなこんなで、私と同じように疲れている職場の同期と、
現実逃避出来る場所は無いか?と、探して見つけたのが、
タイ北部のチェンマイだったのです。
関西空港からバンコクを経由して、
そこから国内線に乗り換えてチェンマイに行きます。
空港からホテルまでは、タクシーではなくソンテムという乗り物でした。
ソンテム・・・何だか分かりますか?
乗合のトラックと言ったところでしょうか・・・
チェンマイでのソンテムは、大体が決まったルートを走っていました。
乗車する前に運転手に行き先を告げ、
OKと言ってもらえたら20バーツ(約60円)を支払ったと記憶しています。
※2009年頃のレートですね。
チェンマイはタイ第二の都市と呼ばれていますが、本当に小さい街です。
バンコクのような派手さはありませんが、のんびり出来ました。
でも、平安な日に慣れていない私は、たった一日で飽きてしまいました。
と言うより、何だか分からないのですが、こんなことをするためにチェンマイに来たのではないような気持ちでした。
街の至るところにツアーの看板がありました。
たくさんあったのですが、
なぜかパッとしない若い夫婦がやっているツアコンが気になり、思わず申し込んでしまいました。
そこで私の人生が変わったのでした。
そのツアーの中に、ドイステップというお寺があって、
タイでも珍しい山の上に建っているお寺でした。
ツアーのお兄さんが言うには、お参りをしたら良いことが起きる!!
と言うもんですから、早速行ってみることにしました。
お寺へはボロボロの日本車で連れて行ってもらいました。
六甲山と同じくらいの坂道で、くねくねした道を経てお寺入口まで辿りつきました。
途中エンジンが止まるかも??と思うくらいボロく、エアコンを付けていると坂を登らないので、ずっとエアコンは切られていました。
なので暑い暑い(笑)
やっとお寺が建つ山の麓に着いたと思ったら、永遠と続く階段を登らなければなりません。
結構なお年寄りから子供まで、スタスタと登っていくのには驚きました。
約30分くらいでお寺に到着したように思います。
金色の寺院がそこにはありました。
着いたそうそう、僧侶が説法をするとの情報があり行ってみることに。
(今思えば、タイの神様に呼ばれていたのかも・・・)
寺院の中に入ると、高い場所から僧侶が何やらお話をしているようでした。
たくさんの人がそこにはいました。
約50人くらいはいたのではと思います。
約30分ありがたいような話をしていたのだと思います。
タイ語が全く理解出来ないので、子守歌のような僧侶の声を目を瞑って聞いていました。
気持ちいいなぁ~~と思っていたその時です。
僧侶が長い棒で、私の右腕をトントンと軽く叩くのです。
ん?何?と思っていると、僧侶はニヤリと笑って、指につけた水を私にパッパッと振りかけました。
もう一度右手をトントンと棒で叩くと、器用にもタコ糸の太い感じの糸を私の手首に巻いてくれたのです。
※後で判ったのですが、これは聖なる糸、サーイシンと呼ばれるもので、身を守る、願いを叶えるという意味があるそうなんです。
その時です。
私の頭に、「お見合い」という文字が浮かんだのは!!
ああ~~神戸に帰ったらお見合いをしよう・・・・となぜか思いました。
意外と思うかもしれませんが、
実はこれがお見合いをしてみようと思ったきっかけだったんです。
なんとも不思議な話ですが、これは本当なんですね。
ここから、まさか自分が133人もの方とお見合いをするとは思っていませんでしたが・・・(笑)
私はこんな理由で、お見合いを始めました。
あなたはどんな理由で婚活をしますか?
理由なんて何でも良いと思います。
思い立ったら吉日です。
この話をもっと詳しく聞きた方は是非メールを頂ければと思います。
あなたとお会い出来る日を楽しみにしています。